運動が苦手な子どもが、楽しくて夢中になる「運動遊び」とその方法をズバリ教えます!
運動が苦手な子どもは、「運動」だと思うから苦手意識が働き、やりたくないという心理が働きます。
つまり「運動」ではなく、「楽しい遊び」であれば苦手意識はなくなり、積極的に身体を動かして遊ぶようになるでしょう!
では、どうやったら「運動」を「遊び」と思ってくれるのか!?
答えは簡単!
ちょっとした工夫や魔法の言葉をかけるだけで、子どもたちは夢中になって遊び(運動し)ますので、詳しくお伝えします。
運動が苦手な子でも運動遊びがやりたくなる2つの工夫
運動が苦手な子どもでも夢中になって運動遊びがやりたくなるための工夫はこちらの2つです。
- 「一緒にやろう」「競争しよう」と声をかけてあげる
- 上達が目に見える遊びを取り入れる
「一緒にやろう」「競争しよう」と声をかけてあげる
運動が苦手な子でもに、運動遊びをしてもらうには
- 「パパママと一緒にやろう」
- 「競争しよう」
と声をかけてあげることがとても効果的です。
例えば、家族で歩いているときに、突然「あそこの電柱までパパと競争だー!」といって走り出せば、子どもも負けまいと夢中で走り出すでしょう。
また、ただ遊ぼうと誘うのではなく「パパママと一緒に鬼ごっこしよう!」と声をかけてあげるだけで、子どものやる気は格段に変わります。
このように、何気ない日常の中でも、「パパ・ママと一緒に」「競争だ!」という魔法の言葉を取り入れることで、「運動」は「遊び」になり、子どもの苦手意識は薄れ、積極的にカラダを動かすようになります。
お友達との遊びで学ぶ、「社会性」や「コミュニケーション能力」も大事ですが、親御さんと触れ合う時間というのは別格で、運動遊びの内容うんぬんではなく、親御さんとの楽しい時間に、子どもたちは夢中になって動き回ります。
上達が目に見える遊びを取り入れる
さらに、「上達が目に見える」運動遊びを取り入れることも重要です。
なぜなら子どもたちは失敗と成功を繰り返すことで、より夢中になって苦手意識が薄れていき、成功の達成感を覚えていくからです。
例えば「ボール投げ」。
昨日まではパパの手前でバウンドしてしまっていたけれど、今日は落とさずにパパのところまで届くようになった!
これも目に見える上達です。
また、バドミントンなどでは「ラリー数の最高記録を更新しよう!」など、事前に目標を決めておくこともおすすめです。
上達や目標を達成したときは、とにかく大袈裟に褒めてあげてください。ちょっとしたご褒美を用意してあげるのも良いでしょう。
ただし注意していただきたいのは、「できた」・「できない」の2択しかない遊びは避けるということです。
失敗が続けば、子どものモチベーションは下がり、逆効果になってしまいます。
昨日より今日、今日より明日と、「上達が目に見えること」これが非常に重要です。
公園などに遊びに行っても、ほったらかしではなくできるだけ一緒に身体を動かしてあげる、遊んであげることがとっても大事です。
また上達する瞬間を一緒に共有すると、子どもにとっても親にとってもかけがえのない時間になるでしょう!
運動能力を伸ばすためには「夢中になって動き回ること」が大事
遊びを通して運動能力を高めるために一番大切なことは「思いっきりカラダを動かす」ことです。
例えば
- 「バランス力」を高めるためにスケボーをさせよう!
- 「瞬発性」を高めるために鬼ごっこをしよう!
などと難しく考えない方が良いでしょう。
なぜなら筋力・瞬発性・敏捷性・バランス力・柔軟性・持久力などのカラダを動かす機能は、体を動かしていると自然に育まれていくからです。
逆に運動能力の向上を狙って子どもがやりたくない遊びをさせると、子どもは夢中になって体を動かさないのでかえって逆効果になってしまいます。
子どもが夢中になるように、親が一緒になって子どもと運動遊びを楽しんであげることが何よりも大切なのです。
それでは子どもが夢中になる運動遊びにはどのようなものがあるのか。
次の章で解説していきます。
【プロが厳選!】運動が苦手な子どもでも夢中になって楽しめる運動遊び8選
日々、お子様と接する機会を多くいただいている、私だからこそお伝えできる、家族一緒に楽しめる「運動遊び」を厳選しました。ぜひ、お子様と一緒に楽しみながら、思いっきり体を動かしてみてください。
- 身近な公園がテーマパークに!
- 特大!大迫力!子どもが夢中になる非日常体験遊び
- 人気急上昇中のオリンピック新種目
- 小学校の教材にも取り入れられているソフトTOY
- 野球×バドミントン!オリジナルのハイブリッド運動遊び
- 水風船爆弾ラリー
- みんなが夢中になるロケット遊び
- 身体一つで地球を遊びつくせ!究極の運動遊び
身近な公園がテーマパークに!
(画像引用:フラミン子Blog)
1つ目の遊びは「アウトドアビンゴ」です。
ルールは簡単で、公園の中で見つけた物や、指示された動きをする毎にしるしを入れることができ、タテ・ヨコ・ナナメのいずれかが揃ったら「BINGO!」という遊びです。
【遊び方】
- まずはBINGOカードを作成します。
カードのマスには、公園で見つけられるものや、動作をランダムに記入。
カードを作るのが難しい方は「フラミン子Blog」様でダウンロードもできます。
内容を参考にしながら、一部にオリジナルの課題(運動)を入れていくのもいいですね。慣れてきたら、すべて子どもと一緒に課題を考えて、オリジナルのカードを作成してみてください。
合計9マスのエントリーカード、合計25マスのエキスパートカードなど、年齢に応じてバリエーションがあっても楽しいですよ。
- カードに描いてあるものを見つける、もしくは課題(動作)をクリアしたらチェック
〇印をつけたり、シールを貼ったりして、クリアしたマスをチェックします。
より楽しく遊ぶために、
「決められた時間内に、タテ・ヨコ・ナナメ、何通りビンゴできるかな?」 「一緒にクリアしていこうね!」 「お友達と勝負してみよう!」 「パパよりも早くクリアできるかな?」 |
などと声をかけてあげましょう。
【子どもを夢中にさせる工夫】
下記のような指示を入れたり、工夫をすると盛り上がります!
- 課題のアイテムを子どもよりも先に見つけて、わからないようにママの頭に乗せる
- 誰かからメガネを借りてくるなど、借り物競争のような要素を入れる
- 何かのモノマネをする課題を入れる
などなど。
子どもの年齢や好みに合わせて、ルールをカスタマイズしてみてください!
特大!大迫力!子どもが夢中になる非日常体験遊び
ラバー素材でできたジャイアントサッカーボールは、なんと直径76cm超え!
とにかく「大きい!」という非日常な遊びは、それだけで子どもが夢中になるものです。ビニール製と違い、耐久性も高いので、文字通りサッカーボールとして激しく蹴ったりしても、まったく問題ありません。
【遊び方】
数名で円になってパス回しをしたり、リフティングをするなど、通常のサッカーボールと同じ遊び方をすると、なかなかうまくいかないことが逆に面白かったりします。
人数がたくさんいるときは、地面に落とさないようにバレーボールをしても楽しいですよ。
【子どもを夢中にさせる工夫】
バランスボールのようにボールに跨ったり、大玉ころがしのように家族や大勢で遊んでも盛り上がります。
遊び方に決まりはありませんので、自由な発想で楽しんでください!
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人気急上昇中のオリンピック新種目
アメリカを中心に、競技人口が急増中の人気競技「ラクロス」!
2028年のロサンゼルスオリンピックの追加競技に決まり、注目度が高まっている旬なスポーツが、手軽に体験できるアイテムです。
【遊び方】
ボールを投げたりキャッチするための、「クロス」というスティックで、キャッチボールをします。
「クロス」は、通常のものと比べ、長さを短くすることで小さなお子様でも操作しやすく、投げる・取るが比較的簡単にできます。
ネットの部分で、“スポッ”と上手くキャッチできると、めちゃくちゃ気持ちいい~。
【子どもを夢中にさせる工夫】
モルックに使われる、木製のピン「スキットル」を並べ、ボーリングの要領でピンを目掛けて投げる!
倒した本数や点数を競ったりすると盛り上がります。
そのままモルックのルールに沿ってゲームを行っても良いですね。
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小学校の教材にも取り入れられているソフトTOY
(画像引用:一般社団法人日本フライングディスク協会)
「ドッヂビー」とは、柔らかいフライングディスクを使って行う、ドッジボール形式のゲームです。
ケガのリスクは低く、運動が苦手でも性別や年齢を問わず、安全に遊べます。
走る・投げる・避けるなど、短い時間の中で一定の運動量が確保できるという理由から、小学校の授業やレクリエーションの教材として、取り入れられています。
【遊び方】
9m×18mのコートで、ソフトディスクを使って13人vs13人でドッジボール形式で遊びます。ディスクを当てられたプレーヤーは外野に出て、相手チームにディスクを当てた外野のプレーヤーは内野に入ります。試合終了時点で相手チームよりも多くのプレーヤーが内野に残っていたチームが勝ち!
【子どもを夢中にさせる工夫】
ドッヂビーの良さはいろいろな遊び方ができるのも、人気の理由です。
例えば、
- 上方に縦に投げてキャッチ!
- 手を叩いてキャッチ!
- くるっと1回転してキャッチ!
- 投げたディスクを自分でキャッチ!
など、自由な発想で遊び方は無限に出てきます。
子どもは、自分ができることが増えてくるとさらに夢中になり、「次は?」ともっと難しい課題を求めてくるでしょう!ぜひ子どもと一緒に、オリジナルの遊び方を見つけてみてください!
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野球×バドミントン!オリジナルのハイブリッド運動遊び
「シャトルベースボール(シャトル+バット)」
名前の通り、ボールの代わりにバドミントンのシャトルを打って遊ぶ野球です。
公園やキャンプ場など、限られたスペースの中で目いっぱい体を動かしながら、思う存分野球が楽しめるのが
「シャトルベースボール」の魅力!
飛びすぎてお友達に当ててしまったり、遠くまで転がって行ってしまう心配もありません。
思っている以上に楽しいので、ぜひ親子対決で盛り上がってください。
【遊び方】
おもちゃのバットを使って、バドミントンのシャトルを打って遊びます。
前からシャトルを投げてあげたり、ノックのように自分でシャトルを投げて打ったり、ボールを打つよりも簡単なので子どもも楽しんでくれますよ♪
【子どもを夢中にさせる工夫】
打ったシャトルが、「決められたラインより手前に落ちたらアウト!」「ノーバウンドでキャッチされたらアウト!」など、あらかじめルールを決めておくと、ヒット・アウトが明確で、チームに分かれて対戦すると、盛り上がります。
1塁・2塁・3塁など、ベースを決めなくても、子どもたちは打った瞬間に勝手に走り出します。笑
パパ・ママも一緒なら、更に夢中になり大はしゃぎ!これも良い運動です。
おすすめは、アウトドアバドミントン用のシャトルを使用すること!室内用バドミントンのシャトルは飛びにくいので、外遊び用のシャトルを使って遊んでみてくださいね。
遊びやすいバットはこちら
飛びやすいシャトルはこちら
水風船爆弾ラリー
繰り返し何度も使える水風船「スプラッシュボール」をボール代わりに使い、下に落とさないようにラリーを楽しむ、その名も「水風船爆弾ラリー!」
【遊び方】
ディスク中央の、伸縮性のある柔らかいで素材部分で、水風船爆弾を優しくキャッチしながら落とさないように相手に返す!
膝を柔らかく使い、うまくボールの勢いを吸収しないと、キャッチの衝撃で水風船爆弾が爆発して水浸しに!
なんてことも。。。
【子どもを夢中にさせる工夫】
- お互いに協力しながら、新記録を目指してラリーを続けよう!
- 高~く投げた水風船爆弾を、うまく吸収してキャッチできるか、高さを競おう!
- 2個の水風船を使い、お互い同時に投げあおう!
ずぶ濡れになるのはどっちだ!?夏の定番遊びに入れてみてはいかがでしょうか!
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みんなが夢中になるロケット遊び
子どもが夢中になって遊んでくれるロケット遊びで、おすすめを2つ紹介します!
ズームロケット
【遊び方】
ただひたすらポンプを踏んで、ロケットをかっ飛ばす!
ただひたすら飛んでくるロケットを追いかける!
たったこれだけのことですが、子どもたちはずっとやり続ける大人気のスポーツTOYなんです。
【子どもを夢中にさせる工夫】
単純に、ロケットを飛ばした距離を競う!や、自分で飛ばしたロケットを自分でキャッチ!なども盛り上がりますが、おすすめはこちら!
ロケットに、ご褒美や罰ゲームなど、様々な指令を書いたメモをつけて飛ばす!
キャッチした人は、その場でそのメモに書いてある指示に従う。
例えば、ご褒美の場合は、
「おやつゲット~!」や、「好きな夕飯リクエスト券」など。
「罰ゲーム」の場合は、「猿のモノマネをする!」や「その場で腕立て10回!」など、身体を動かす罰ゲームを入れると、盛り上がったうえに自然に運動を取り入れることができます。
ロケットは真上に高く飛ばしたり、きれいな放物線を描いたり、真横に飛ばしたりと、3つの角度で飛ばすことができ、とにかく高く・遠くに飛ばすために、助走をつけて目いっぱい踏み付ける!それだけで「走る」・「飛ぶ」・「踏む」という3つの運動要素が含まれているのです。
大人が力強く踏めば、最大飛距離は45m!ロケットを追っているうちに、瞬発力を養うと同時に持久力まで身に付いてしまう、画期的なアイテムなのです。
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ロケットコプター
ロケット花火のように、MAX30mまで打ちあがり、クルクル回りながらゆっくり落ちてきます。
【遊び方】
Y字型ランチャーのゴムに、ロケットコプター本体のフックを引っ掛け、上方に向けて強く引っ張り発射~!
ロケット花火のように打ちあがり、ゆっくりクルクル回って落ちてくるロケットコプターを眺めよう!
【子どもを夢中にさせる工夫】
子どもが大好きなLEDやホイッスルも搭載されており、少し日が落ちてきた時間帯を選んで遊ぶと、喜んで追い掛け回す姿が想像できますね!
それだけでも運動量としては充分!
大人数で一度にたくさん打ち上げると、花火のようで更に盛り上がります。
追いかけながら、「見る!」という動作が加わることで、集中力や平衡感覚を養うという点も期待できるでしょう。
パパが打ち上げて、子どもが走る!
苦手意識をなくし夢中にさせるには、これが基本であり最も近道ですね!
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身体一つで地球を遊びつくせ!究極の運動遊び
パルクールとは、フランス郊外の若者が生み出した、「走る」「跳ぶ」「登る」といった「移動動作」で心身を鍛える運動方法です。
【遊び方】
動画引用:ワンダースクール
公園や街、森で自由にスタートとゴールを決めて、障害物を越えることで体を鍛えていきます。
難しいイメージがあるかも知れませんが、コースや障害物も自分で決めて楽しめますので、まずは無理のないところからスタートしていけば、だれでも身体一つで簡単に楽しむことができます。
【子どもを夢中にさせる工夫】
先ずは簡単な動作からスタートし、クリアできたという体験をたくさんさせてあげてください。
成功体験や上達が実感できることで、子どものチャレンジ精神を養うと同時に、成長する喜びを知っていくでしょう。
そこからは、大怪我にならない範囲の中で、見届けながら子どもの「やりたい!」を尊重してあげてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
とにかく「楽しい」と思わせて、「運動」→「遊び」に変わった瞬間から、子どもたちは夢中になって走り回りますので、ぜひたくさん笑顔にさせてあげてください。
大事なポイントの、「一緒にやる」と「口出ししない!」は、相反する行動にも見えますが、そうではありません。どちらも密接に関わっており非常に重要ですので、必ず覚えておいてくださいね。
春の花粉にも負けず!
夏の日差しにも負けず!
秋の食欲にも負けず!
冬の寒さにも負けず!
次のお休みは、親子そろって外で思いっきり身体を動かし、おいしいご飯を食べて、ゆっくりお風呂に入る!
そんな心身ともにリフレッシュできるような、「素敵な休日」をぜひお過ごしください。