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スケートボードの種類〜目的別選び方〜

スケートボードの種類〜目的別選び方〜

スタイルによっていろんなライディングが楽しめる!!
日本ではあまり知られていない初心者から楽しめるスケボーをご紹介します。

スケートボードの種類と目的

オリンピック種目! スケートボードの種目別にあるような

  • ストリート:坂(バンク)や手すり(レール)に模した障害物を使って多彩なワザ(トリック)を決める。
  • パーク:急な斜面を利用しながら加速をつけて飛び出し、空中回転などのワザを複雑な形のくぼんだコースでを決める。

「飛んだり跳ねたり」するシーンを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか?
これらのトリックを成功させるための機能を重視したものが「ストリート」タイプです。
日本で販売されているスケボー9割以上がこのタイプであると言われています。

実は海外では「ストリート」タイプとは異なる種類のスケボーも多く、ライドのスタイルが違いそれぞれのファンが沢山います。斜面を高速で滑る「ロングスケート」やサーフィンの陸上版である「サーフスケート」、静かでスムーズに早く滑れる「クルーザースケート」などなど…。

今回はスケートボードの種類と目的についてご紹介していきます。

ストリート(ショートボード)

種類

一般的に「スケートボード」と呼ばれているものはショートボードです。ストリートタイプはトリックメインで遊びますが、トリックの難易度が高いため途中であきらめてしまう人も多いスポーツです。トリックの「回転させやすさを重視」するため短いデッキ(31インチ程度)を使用し、ホイールベース長を確保するためキック(デッキ前後の反り)が短いデザインが多くあります。そして、オーリーなどのジャンプ系トリックを多用するショートボードは「軽量」が好まれます。

ロングボード 初心者やオーリーをあきらめてしまった方に

種類

スケートボードの「板」部分を「デッキ」と言います。デッキ長が33インチ〜の長いタイプをロングと呼び、長ければ長いほど「安定感」が増します。

ロングボードはストリートタイプとは全く異なるスケートボードで、滑走そのものを楽しみます。大きなデッキは安定性に優れ、初めてボードに乗る方や、トリック修得で挫折した方にも楽しめるスグレモノなのです。

デッキ長さ 特徴
長い 安定感がある
大きな弧を描きやすい
短い レスポンスがクイック
小回りしやすい
軽くて扱いやすい

さらに目的によって一定の機能に特化したタイプもあるので、いくつかご紹介しましょう。

ダウンヒル

ドロップスルー

スピードを出す事に特化したタイプです。
車が通らない安全な坂道である事を前提に、滑降してスピードを楽しむのが目的です。まるでスノーボードでゲレンデを滑る様に、舗装された道路をターンしながら下ります。 安定感を最優先するためデッキは長くて分厚く、重いものが使われます。

さらに重心を低くするためトラックをデッキの上に貫通させてから固定するドロップスルー構造も見られます。
デッキを低くするとウィールバイト(ウィールとデッキが接触してしまうこと)の可能性があるため、ドロップスルー構造ではデッキの四隅をカットしたデザインが大半です。

デッキを低くすることでもう一つ利点が生まれます。
デッキが低く地面に近づけば地面を蹴ってプッシュする際に足の上下動が少なく、クルージング時の疲労軽減効果もあります。安定感を最優先する事は平地では動きにくいというウィークポイントも併せ持つ事にもなります。

重心 特徴
低い 安定感がある
疲れにくい
高い スピードが出るとバタつきやすい
大きなウィールが使えるい

フリースタイル

ダンシング

スケボーと言えば滑ることがメインですよね。上で説明したダウンヒルが最たるものです。 ところが滑ることがメインではなく、ステップやトリックを楽しむフリースタイルというジャンルがあります。 滑りながらボードの上でステップを踏んだりボードを回したり、まるでダンスをするような動きを楽しみます。 その名の通り「自由な」スタイル。ストリートダンシングスケートとも呼ばれます。

ダウンヒルと異なり、ノーズとテールが必要なため、「46インチ」程度の長いデッキが良く使われ、中には50インチを超えるサイズも存在しています。 ダウンヒルのデッキはほとんどそり曲がる事はなく、フリースタイルのデッキはフレックス性があるのも特徴です。

クルーザー 快適にクルージング

クルーザー

ストリートがトリックを楽しむギアであるのに対し、クルーザーは文字通りクルージングを楽しむギアです。快適に滑走するため「ソフトで直径が大きく幅の広い」ウィールをセッティングします。デッキには様々な形状があり、長さもショートありロングあります。

先ずソフトウィールとハードウィールの違いは以下の通りです。

種類 特徴
ソフト 静音性に優れる(静か)
振動吸収性が高い
荒れた路面にも対応
グリップ力が強い
ハード 静音性に劣る(うるさい)
滑らかな路面専用
スピードを出しやすい
スライドさせやすい
摩耗しにくい

ウィールサイズによる違いは以下の通りです。

サイズ 特徴
大きい 1回転で長い距離を進むためスピードが出やすい
小石、路面の亀裂など、障害物を乗り越えやすい
小さい 軽量でトリックしやすい
低いトラックが使えるためデッキコントロールしやすい

幅は広ければ設置面積が増して安定感があります。逆に低ければスライド系のトリックを行いやすくなります。
ウィールの幅は、トラックのサイズによって制約を受けますが、クリークを付けることでより広い幅にすることが出来ます。

クリーク付きウィール

クリーク付きウィール

デッキについては好みが分かれますが、ゆったりとした滑りを楽しむのであれば幅広タイプをオススメします。また、あまり短いとスタンス幅が取れず動きずらくなるため、余裕を持ったサイズを選ぶことをおすすめします。下の様なデザインなら長さのわりに広いスタンス幅が確保できます。

ノーズとテールの形状が異なり、乗る方向が決まっているもの(ディレクショナルタイプ)は、前後に入れるブッシュゴムの種類を変えてターンの調整が出来ます。ブッシュゴムが柔らかければ小回りが利き、硬ければ安定感を出せます。好みの硬さを探してみましょう!!
また、キングピンの締め付け状態によっても、ある程度は硬さを変えることが出来ます。

ノーズとテールの形状が同じで、乗る方向が決まっていないもの(ツインチップ)はスウィッチスタンスを前提に、前後に入れるブッシュゴムは同じにしておきます。

ペニーボード

ペニーボード

クルーザーは電車の駅から会社(学校)までの移動手段としても便利。公共交通機関への持ち込みなどを考慮したミニサイズのクルーザーもあります。 2010年に発売され一世を風靡した「ペニー スケートボード」が代表的ですね。通常、スケボーのデッキは木製ですが、ミニクルーザーには樹脂製の物が多数あり、カラフルで軽量、商品による個体差(バラツキ)が無いのも特徴です。

サーフスケート 独特の動きが面白い

サーフスケートとは、文字通りサーフィンの陸上トレーニング(オフトレ)用スケートボードです。一見すると普通のスケートボードと同じですが専用の「フロントトラック」を装備しています。 サーフスケート用のフロントトラックは通常のトラックに比べ「可動範囲が大きく」作られています。左右に体重をかける事でまるで振り子のように首を振る構造になっています。

可動範囲

この機能によりパンピング動作でベアリングの反発力を推進力に換えられるのがサーフスケート最大の特徴です。馴れればノーズを蛇のようにグネグネと動かして加速することが出来るようになります。

また、陸上を快適にクルージングしながら、カービングなどまるでサーフィンのように動かす事が可能です。旋回性に優れるため小回りが利き、ストリートボードと比較して乗りこなすのが簡単です。スピーディーなターンから大きく弧を描いてターンすることも出来、上達すればするほど遊び方が広がります。

トラックについて

サーフスケートで一番大事な要素は「専用トラック」です。
しかし、一口に専用トラックと言っても沢山の種類があります。

高さによってハイ(High)とロー(Low)の2種類があります。それぞれ特徴があり、ライドの際のフィーリングも異なります。

高さ 特徴
高い カービング性能が高くターンしやすい
低い カービング性能が低く安定感が高い

ここで注意すべきことが1点。
低いトラックに大きなウィールを装着すると「ウィールバイト(ウィールとデッキが干渉すること)」を起こすことがあります。ウィールバイトしてしまった場合は「ライザーパッド」というパーツを使い、高さを調整することも可能です。

高さの他に「幅」も重要な要素です。
トラック幅はデッキ幅と同じくらいが目安です。極端に違うサイズを選ぶと、ぐらついたり引っかかったりする原因となります。当然ウィールとの兼ね合いがあり、選び方を間違えると「ウィールがシャフトに装着できない」・「シャフトがはみ出す」というトラブルも起こります。

特徴
広い カービング性能が低く安定感が高い
狭い カービング性能が高くターンしやすい

さらにブッシュの硬さによる違いがあります。 ブッシュとはハンガーの上下にあるゴムのパーツです。単品販売もされており、交換可能です。またトラックはキングピンの締め具合によってもある程度の硬さ調整が可能です。

硬さ 特徴
柔らかい カービング性能が高くターンしやすい
硬い カービング性能が低く安定感が高い

ウィールについて

基本的には「大きくて柔らかく幅広」なウィールを使います。ストリートボードでは直径53〜55mm、硬度98A〜99Aのハードウィールが標準スペックです。

これに対しサーフスケートでは主に直径65mm以上、硬度〜78A以下のソフトウィールを使用します。(ウィールの直径・硬さ・幅による違いは「3.クルーザー」に詳しく記載しております。)

デッキについて

幅・形状とも様々なタイプが使用され、好みに応じて選んでみましょう。クルーザー同様、スタンス幅が確保できるサイズをセレクトするのがおすすめです。(デッキの長さによる違いは「3.クルーザー」に詳しく記載しております。)

おすすめはコンプリートタイプ

スケートボードはパーツの組み合わせによって自分好みにカスタマイズが可能です!逆にパーツの種類が多く、相性もあるため組み合わせが煩雑です。ビギナーの場合はスケ−トボードとして完成している「コンプリートタイプ」を選ぶことをおすすめします。

サーフスケート豆知識

カービング

デッキを踏み込み接地面に対して傾けるとボードが踏み込んだサイド側に曲がって行きます。カービングターンはストリートボードの様にスライド・グライドでターンするのではなく、体重移動により地面に切り込むようなイメージです。強く踏み込めば踏み込むほど鋭いターンができ、意識的にターン弧を調整できます。

パンピング

デッキを踏み込み荷重をかけ、反動で抜重する。ポンプの様な上下動を繰り返すことにより、ベアリングの反発力を利用してボードを推進します。フロントサイド・バックサイドをリズム良く交互に踏みつけることで加速します。もちろん同じサイドを続けて踏み、滑りにアクセントをつけることもできます。このグニャグニャした動きはサーフスケート特有の楽しさです。

3輪スケート 子供から大人まで楽しめます

スケートボードは基本的に1枚のボード+4輪ウィールの乗り物です。ウィール系のギアとして「キャスターボード」という子供のおもちゃをよく見かけます。

キャスターボードの構造は車輪が1個ずつ付いた前後2枚のボードをパイプでつないだもので2枚のボード+2輪ウィールです。「ブレイブボード」や「リップスティック」と言った商品目の方が聞いた事があるかもしれません。

日本ではあまり見かけませんが海外では「3輪スケート」が大ブレイク中なんです。

3輪スケート

動き方は「サーフスケート」に似ています。前輪を左右に振ることで、プッシュ(地面を蹴る)しなくてもボードを推進できます。降りることなくグングン加速していけるのは独特な爽快感があります。キャスターボードに比べて圧倒的なスピードを出すことが出来ます。

3輪スケートの構造

3輪スケート

デッキの形状は上図の様なコンベンショナルタイプが多く、進行方向が決まっています。前輪にはキャスター付きの狭いウィールが1つ付いており、360°クルクルと回ります。後輪には大型で幅広のソフトウィールが付いており、静穏性・滑走性に優れています。

ウィール数 前輪数 後輪数
4輪 2輪 2輪
3輪 1輪 2輪
2輪 1輪 1輪

3輪スケート

上から見るとこんな感じ。
テールにはキックがついているので、オーリーも出来ちゃいます。

オーリー

前輪に特徴アリ

前輪は1輪、キャスターが付いています。

前輪

360°クルクルと回るため、前輪の向きが変わることでターンが可能となります。

ターン

前輪の向きを変えるには、前部を踏みつけ(体重をかけて)デッキを傾けます。カカト側に踏み付けてデッキを傾けると、前輪が右方向にターンしていきます。つま先側を踏み付けると左方向にターンが可能です。強く踏み込みデッキを大きく傾ければ鋭く小回りが利き、踏み込みを小さくすれば大きなターン弧が描けます。これはスケートボードのターンにもとっても似ています。

ウィールがしっかりと地面を捉えて曲がる事をカービングターンと言います。高速でも安定したターンが可能で、またターンによるスピードコントロールも可能です。ストリートタイプのスケボーではトラックの可動域が小さいためカービングターンは出来ません。向きを変えるにはウィールを横にずらしてスライドさせるか、ノーズ(またはテール)を少し跳ね上げて動かさねばなりません。速度を保ちながらスイスイとスラローム出来るのがカービングターンの醍醐味です。

また、3輪スケートはプッシュせずに家族出来るので、スピードを出して滑走出来ます。前輪の切り返しによるパワーを推進力に換え、グイグイと前に進めます。

4輪との違い

4輪のサーフスケートもカービングターンやパンピングによる加速が楽しめます。しかし加速するほどパンピングするには全身を使って大きく加重・抜重する必要があります。サーフィンの練習には良いのですが、体重とパワーが必要で初心者・子供には難しいです。

3輪スケートは前輪が1つなので力が無くても操作が可能。個人差はありますが、30分も練習すれば進めるようになることが多いです。

また4輪は転倒した際にボードがロケットのように飛び出し、そのまま転がっていてしまう事があります。3輪はボードが倒れるので転がっていきにくいのでケガにも繋がりにくいですね。

タイプ 特徴
4輪(ストリート) 静止状態でデッキに立てる
カービングターンできない
トリックがメイン
3輪 静止状態でデッキに立てる
カービングターンできる
クルージング・スラローム中心

2輪との違い

2輪のキャスターボードは自立はしません。先ず、ボードの上に立つことがとっても大変です。

静止状態では乗れないので少しスピードを付けながら乗るのがポイントです。バランスを保てない状態で勢いをつけて進むのは慣れるまでは怖いと感じてしまいます。結局立てないと遊べないと言うお子さんも結構いらっしゃるとお聞きしますので、最初の練習が必要ですね!!

その点3輪・4輪は静止状態で上に乗れるので、ラクラク。初心者やお子さんでも安心してチャレンジしやすいです。

また2輪は構造上、スピードが出にくくなっています。一旦乗れるようになってしまうと、その先のテクニックがあまり無く飽きてしまう…3輪スケートはテクニックによってどんどんスピードが出せるのでモチベーションが上がりどんどんトリックに挑戦する事が出来ます。手をついて地面に手を付けて旋回するなどサーフスケートのワザも出来るので楽しさも倍増です。

初心者でも扱いやすく、上達するほどに楽しくなるグッズは最高にオススメ!!

タイプ 特徴
2輪 静止状態でデッキに立てない
慣れるまでは難しい
ワザが少ない
3輪 静止状態でデッキに立てる
初心者にも扱いやすい
ワザが多彩で奥が深い

注意事項 スケボーを楽しむ前に

1. 信頼できるブランドの商品を選びましょう

一口に「スケートボード」と言っても価格はピンからキリまであります。他のスポーツでも同じことが言えますが、「ビギナーこそブランド商品」を選びましょう。道具に慣れると「物の良しあし」の見極めも出来るようになります。価格だけを優先するといわゆる「ノーブランド商品」が多くなり、中には「デッキがすぐに壊れた」・「ウィールが上手く回らない」など不良品まがいの商品も散見されます。バランスが取りにくく滑りにくいため「練習しても上達しにくい」商品も多いのが実状です。最初に粗悪品で練習に取り組むと「スケートボード」そのものが楽しくない、最悪の場合は大きな怪我に繋がる事さえあります。「良い商品=高い商品」になってしまう側面もありますが、どんなスケボーを購入したらいいのか分からない!!そんな時は信頼できるブランドを選ぶことをおすすめします。

2. コンプリート商品

スケートボードは様々なパーツで構成されています。一つ一つのパーツには特徴があり、組み合わせの相性もあります。ビギナーの場合はスケ−トボードとして完成しているコンプリートタイプから選ぶことをおすすめします。コンプリート商品であれば各パーツのバランス・相性を考慮されているので安心です。スケートボードはパーツにより消耗速度が異なるので、減ったパーツから色々交換するのも楽しくなるポイントです。別の記事では「スケートボードの基礎知識」について紹介しています。「ストリートボード」をお探しの方は、そちらの記事をご参照下さい。

3. プロテクター

スケートボードは楽しいスポーツですが、ケガしてしまうのではという危険性もあります。硬い地面の上で遊びますので、転んだ時のダメージは大きくなります。頭を守るヘルメットの装着は必須ですが、その他のプロテクターも是非装着をおすすめします。それぞれ「ひじ」・「ひざ」・「てのひら(手首)」を守る3点セットが人気です。安心して遊べるように安全装備を着けましょう。

前輪

まとめ

スケボー=ストリートと思いがちですが、様々なタイプがありますね。
「こんな遊び方があるのか」と思うようなことはありましたか?

それぞれの遊び方はYouTubeなどでも紹介されているので、ご覧になってください。気になったボードがあれば試してみるのがスタートです。どんどんチャレンジしてみてください。

自分にあったモデルを探してスケートボードライフを満喫しましょう。/p>

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