これからスケボーを始めようと考えている方にとっては「どこで遊べるのは」大きな問題ですよね。
今回は、「家の近所に遊べる場所があるのか?」「そもそもどこで遊べばいいのか?」などの疑問にお答えします。
家の近くでスケボーができる場所を探す方法も詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
スケボーができる場所は全部で8箇所!
今回紹介するのは、8箇所のスケボースポットです。
- 「スケボー禁止」になっていない公園
- スケートパーク
- 高架下
- 堤防
- 駐車場
- 人の往来が少ない道路
- 家のカーポート
- 家の中
それぞれの注意点も含めて解説します。
「スケボー禁止」になっていない公園
スケボーで遊ぶ場所といえば、近所の公園が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
子どもが遊ぶことを考えると、近くで練習できるのがベストですよね。
公園でスケボーができるかどうかを判断するためのチェックポイントは以下のとおりです。
【公園選びのチェックポイント】
- 看板に「スケボー禁止」と書いていない
- ホームページに「スケボー禁止」と書いていない
- スケボーやインラインスケートで遊んでいる子どもがいる
以上の条件がそろっている場所であれば、遊んでもよいでしょう。
遊んでもよい公園が見つかったら、きれいなアスファルトやコンクリートの路面を探してみてください。
スムーズな路面は騒音が少ないため苦情が来にくいだけでなく、なめらかに滑れるのでスケボー本来の楽しさを感じやすいですよ。
ただし、スケボーで遊んでいて注意された場合は速やかに遊ぶのをやめ、指示に従って行動しなければなりません。
人に迷惑にならないよう、混雑しない時間帯を選んで、広い場所で練習してみましょう。
一部の公園では「スケボーで遊んでもよい」と公表していますので、そのような場所を探して遊びに行くのもおすすめです。
【スケボーができると公表している公園の例】 東京都町田市:鶴間公園静岡県浜松市:西都志都呂九領川公園・中瀬南部緑地・天竜川緑地・舞阪乙女園公園 |
スケートパーク
スケボーができる場所の王道は、やはり専用のスケートパークです。
どれだけ滑っても問題ありませんし、スケーターばかりなので初心者のことも理解してくれます。
守っておきたいスケートパークのルールさえ把握しておけば、トラブルになることも少ないでしょう。
【スケートパークのルール】
- スケーターの動線に入らない
他の人が滑っている動線上に長時間いる行為は避けましょう。
みんなある程度決まった動線で滑っているので、自分はどう動けば邪魔になりにくいか観察してくださいね。
- パークのルールを守る
パークによって守らなければならないルールは異なります。
利用登録が必要な場合、ヘルメットの着用義務がある場合など、パークによってさまざまです。
ルール違反によって苦情が増えれば、最悪の場合パークの閉鎖につながってしまうため、自分のためにも周りのためにも必ずルールを守りましょう。
自宅近くにスケートパークがないか、ぜひ探してみてください。
スケートパークの具体的な探し方はのちほど紹介します。
高架下
高速道路や電車の高架下は、スケボーができる場所としてうってつけです。
路面がなめらかで雨の日でも練習できるため「雨スポット」として人気があります。
ただし、駐車場として利用されていたり私有地の場合があったりします。
スケボー禁止の張り紙があるケースもあるため、ルールに沿って利用してくださいね。
堤防
海や川の近くにお住まいの方は、堤防周りでのスケボーも可能です。
ただし、練習に失敗してボードが独りでに滑ってしまうと、そのまま川や海に落ちてしまうケースがあります。
海に落ちると回収が難しいだけでなく、水没した時点でデッキ部分の接着剤が剥がれやすくなり、ベアリングが錆びてしまう可能性が高まります。
慣れないうちはスケボーが思わぬ動きをすることもあるので、堤防周りでのスケーティングをする際は細心の注意が必要です。
駐車場
スケボーを禁止されている駐車場もありますが、そうでない場所もあります。
大きな公園の駐車場、利用者の少ない駐車場では、スケボーの練習ができる可能性があります。
まずは近所の滑りやすそうな駐車場を見つけて、管理人に利用してもよいか確認してみてください。
人の往来が少ない道路
人の往来が少ない道路においては、スケボーの練習ができます。
道路交通法第76条第4項第3によると「交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること。」が道路における禁止行為として定められています。
この「ひんぱん」というのは道路の状態を表すものなので、「全く人がいない」「車が通らない」などの状態によっては適用されないこともあります。
つまり、人がいない道路で、かつスケートボード類の使用禁止を表明する看板などがない場合であればスケボーに乗っても問題ないでしょう。
都会では難しいかもしれませんが、郊外や田舎では道路での練習もできそうですね。
家のカーポート
自宅にガレージやカーポートがあれば、スケボーの練習は可能です。
初心者であれば、立つ・少し進む・止まるの練習を繰り返してみましょう。
慣れてきて回転系の技の練習をするタイミングでも、ガレージやカーポートなどの広さで十分です。
家の中
「どうしても場所が見つからない」もしくは「ずっと練習していたい」という人の中には、家の中に板をひいて練習する人もいます。
極端な例ではありますが、一つの方法として頭の片隅に置いておくとよいでしょう。
要注意!スケボーができない場所
法令や条例により、スケボーができない場所を紹介します。
- 公共施設の駐車場
- 人の往来が多い道路・歩道
公共施設の駐車場
公共施設の駐車場は、スケボーが禁止されている場合が多いです。
例えば愛知県新城市の鳳来寺山パークウェイ駐車場では、条例でスケートボードの使用を禁止しています。
自治体によって対応はさまざまですが、禁止行為があった場合には罰則を設けているところもあります。
公共施設では、許可や確認なく勝手にスケボーで遊ぶ行為は控えておきましょう。
参考:「新城市鳳来寺山パークウェイ駐車場の設置及び管理に関する条例」
人の往来が多い道路・歩道
前述したように、道路交通法では「交通のひんぱんな道路において、球戯をし、ローラー・スケートをし、又はこれらに類する行為をすること。」を禁止しています。
過去には、車や人通りが多い場所でスケボーを繰り返し、検挙された事例も報道されました。
自分も周りも安全を確保できる状態でないなら、スケボーはやめておきましょう。
また、確認しておきたいのが自治体の発表です。
例えば大阪府寝屋川市は、「道路、歩道上、滑走が禁止されている公園などにおいては、スケートボードなどの滑走は禁止です。」とホームページに明記しています。
自分が住む自治体において、同様の発表がないかどうか確認しておきましょう。
出典:寝屋川市役所「道路、歩道上などでスケートボードなどを滑走することについて」
さらに穴場のスケボーができる場所を探す4つのコツ
家の近くでスケボーができそうな場所を探すために使える4つの裏技を紹介します。
- 「スケパ」で検索する
- スケーター目線で街を見てみる
- ローカルスケーターのSNSをチェックする
- Googleマップで探してみる
「スケパ」で検索する
スケパは国内最大級のスケートskate-パーク検索サイトです。
パーク検索は47都道府県から可能で、例えば「東京」を選択すると以下のようにスケートパークやスポットが一覧で表示されます。
都道府県選択画面 | |
東京都内のスケートパーク・スポットの一覧画面 |
地図上で自宅近くのスポットを探すことも可能なので、非常に便利で、すばやく検索できます。
スケボーできる場所を手っ取り早く知りたい場合は、スケパを利用してみてくださいね。
スケーター目線で街を見てみる
スケーター目線で街を見てみると、これまでとは全く異なる世界が見えてきます。
「この道、誰も通っていない」「ここの路面きれいだな」「あの公園は滑りやすそうだな」と、新たな発見があるはず!
例えばこちらの写真の道は、人通りが少ない上に、とても路面がきれいですよね。
普段通り慣れている場所も、よく遊んでいる公園も、「スケボーできないかな?」という目線で見てみてください。
ローカルスケーターのSNSをチェックする
海を見ながらスケボーできる場所を見つけた^ ^#スケボー pic.twitter.com/7YpOsU8oKk
— マシャル (@MqzsHWqxVGipKsy) April 7, 2020
引用:X
穴場スポットを知りたい場合は、同じ地域に住んでいるスケーターのSNSを探して、チェックしてください。
「こんな場所で練習できるんだ!」と、スケボースポットの開拓ができるでしょう。
参考までに「スケボー 場所 見つけた」とX(旧Twitter)で検索すると、たくさんの結果がヒットしました。
ただし、スケーターの心理として「同じ場所に人が増えると、苦情が来る可能性が高まる」と考える人も多いです。
そのためSNS上に「◯◯という場所で滑れる」とはっきり書いている人は少ない傾向があります。
スケーターが滑っている場所をすでに知っている場合はよいですが、場所がよくわからない場合でも、教えてもらえない可能性があることも覚えておきましょう。
スケーターが滑っている場所を知っていて、「自分もそこで遊んでみよう」と思ったとしても、周りの迷惑にならないように気をつけて遊んでくださいね。
Googleマップで探してみる
なんとなく目星がついている場所があれば、Googleマップで見てみましょう。
ストリートビュー機能を用いて、
- 路面はきれいか
- 人通りはどれくらいか
- 禁止されている場所ではないか
程度のチェックは可能です。
マップ上で「滑れそうだ」とわかったら、ぜひ行ってみてください。
スケボーができる場所を探す時の注意点
スケボーができる場所ごとに紹介しましたが、スケボーができる場所探しをする際には注意が必要です。
【スケボーができる場所探しで注意すべきポイント】
- 遊ぼうと考えている場所が、スケボー禁止の場所でないか
- 近所・周りの人に迷惑をかけてしまう場所でないか
- スケボーするのに危険な場所ではないか
以上を考慮したうえで、スケボーを楽しんでくださいね。
まとめ
スケボーができる場所は限られていますが、「家の近くでは全くできない」というわけでもありません。
今回ご紹介した方法で、自宅の近くにスポットがないか、ぜひチェックしてみてくださいね。