様々な遊びを経験してきた、外遊び歴45年の私が特にお伝えしたい外遊びのメリットは、以下の11個です!
- 子供の基礎体力と運動能力が上がる
- 子供の社会性が身に付く
- 子供のコミュニケーション能力が身に付く
- 五感に訴えかけて子供の感性を豊かにする
- 子供のストレスを解消してくれる
- 脱スマホになり目の疲れを癒してくれる
- ご飯がおいしくなる!
- 身近な公園でも楽しく遊べるようになる
- お金や時間をかけなくてもワクワクした休日になる
- 人との会話や交流が増えて週末が充実する
- 屋外で遊ぶことは、心身の健康につながる
このように、外遊びには子供の成長や将来につながる、とても大きなメリットがたくさんあります。
心身の健康は、「豊かな人生」を送るためにはとても重要であり、それには外遊びが効果的であり不可欠なのです。
私たちは日々、お子様と接する機会を多くいただいており、外遊びから帰ってくる子供たちのキラッキラした笑顔をたくさん見てきました!
ここでは、そんなGreenSummitだからこそお伝えできる外遊びのメリットを、独自の視点からお伝えしていきたいと思います。
家族全員が笑って暮らせる!そんな豊かな未来を創造していきましょう。
外遊び歴45年の私が考える外遊びのメリット11選
子供の基礎体力と運動能力が上がる
ひとことで「外遊び」と言っても、鬼ごっこや公園遊びから、スポーツやハイキングなど、様々なアクティビティ(遊び)があります。
すべてに共通している、一番大事なポイントは、「思いっきりカラダを動かす!」ということです。
子どもは、大人が思いつかないような遊び方をしてみたり、時には何が面白いのかわからない!というような動きをすることも多々あると思います。
ですが、その単純ではない様々な動きから、多くのことを学び、知らず知らずのうちに、基礎体力や運動能力を身に付けているのです。
例えば「公園遊び」を例にとってみても、ブランコでは、「乗る」・「持つ」・「押す」・「引く」など、滑り台では、「掴む」・「登る」・「滑る」・「くぐる」など、子どもが成長していく上で非常に重要な基本動作を、遊ぶことで自然と身に付けていきます。
ここで大切なのは、どんな遊びをするにしても、子どもが自由な発想で思いのままに思いっきりカラダを動かして遊ぶ!ということですね。
もちろん、一定のルールを守ることや、危険を回避することは言うまでもありませんが。
子供の社会性が身に付く
前章の最後にも少し触れましたが、外遊びにもそれぞれ一定のルールがあり、様々な人と接したり遊んだりする事で、社交性が身に付き、人間関係を学ぶのです。
たとえその時にルールが守れなくても、友達とたくさん会話をして正していく中で、みんなで遊ぶ楽しさや社会のルールを学び、コミュニケーション能力を養うと共に、協調性を身に付けていきます。
ここでも公園遊びを例に考えてみます。
ルールを守らず危ない遊び方をしているお友達がいたときに、どんな心理が働き、どんな行動をするでしょうか。
- 怪我をさせられそうで怖いなぁ
- 本人も怪我をしてしまわないか心配
- 他のお友達に怪我をさせないか心配
- どう伝えれば、ルールを守ってくれるのか考える
- 自分で導いた方法で伝えようとする
- 自分はそうしないように気を付けようと考える
など、無意識のうちに、上記のような心理が働くでしょう。
ここで、すぐに考えたことを行動に移せる子と、そうでない子がいるかも知れません。
しかし無意識のうちにこのような思考が働くことがとても大切であり、それを繰り返して、ルールを守るとはどういうことなのかを学んでいくのです。
子供のコミュニケーション能力が身に付く
外遊びをしているとコミュニケーション能力が養われていきます。
例えば遊具で遊んでいるお友達がいたときに、「貸して」・「いいよ」・「少し待って」・「ありがとう」・「ごめんね」といった、気持ちを素直に伝えたくさん会話をする機会はありますよね。
その結果、外遊びや集団行動の中から、家族や友人を大切にする心を養うと同時に、世の中には様々なルールがあり、それを守ることで社会は成り立っている!ことを知る、「学び」に繋がっていると言えるでしょう。
気持ちを素直に伝えることが苦手な子どもも、こうやって学んでいけるといいですね。
五感に訴えかけて子供の感性を豊かにする
自然からのインスピレーションは、人の感性や五感を刺激します。
例えば以下のような場所で。
- 綺麗な景色を見る
- 花の香りや空気の匂いを感じる
- 川や海の音や小鳥や虫の鳴き声を聞く
- 大声を発して、やまびこをきく
- 真っ白な白銀の世界を感じる
デザイナーやアーティストも、良い作品を作るために自らの身を大自然の中に置き、五感や感性を刺激することで、良い作品を生みだすと聞きますよね。
人にとって大自然から受けるスピリチュアルで神聖な何かは、確実に感性や想像力が豊かな人間形成に役立つと感じています。
子供のストレスを解消してくれる
前章の「感性」とも大きくかかわってきますが、自然で感じる風や音など心地よい安らぎが、ストレスをなくし心を洗ってくれます。
- 春の心地よい風を全身で感じる
- 夏の高原で虫の声を聴く
- 山で小鳥のさえずりを聞く
- 川や海で流れる水や波の音を聞く
ヒーリング音楽にも良く使われている大自然が奏でる数々の音色は、人の心にとても良いと言われており、日頃のストレスを無くし自身の心を洗ってくれます。
また、開放感を感じたり思いっきりカラダを動かすことも、子どものストレス発散に大きな効果があります。
脱スマホになり目の疲れを癒してくれる
外遊びによって、遠くの景色や星を見たり、また近くを見たり動きのあるものを目で追うなど、ピントの調整を頻繁にすることで、子供の目の疲れが癒やされます。
子供から大人まで、スマホやパソコンなどなどの電子モニターを見続けることによる、目への影響や疲労は、本当に深刻な問題ですよね。
外遊びに連れ出してあげると、近くだけを長時間見続ける日頃のスマホアイから逃れられ、目を休ませてあげられますよ。
ご飯がおいしくなる!
ズバリ!外遊びをたくさんすることで、お腹が空きゴハンがおいしく食べられます。
子供の成長にとって食事はとても重要。栄養バランスはもちろんですが、ここでお伝えしたいのは、会話をしながら美味しく・楽しく食べることはとても大切であるということです。
さらに、何の疑問も持たずに食している野菜・肉・魚など自然へのありがたみや、それをみんなのもとへ届けてくれたり、調理をしてくれる人がいることなど、当たり前のことが決して当たり前ではないと知り、感謝の気持ちを育むことにもつながるでしょう。
身近な公園でも楽しく遊べるようになる
「今までは子供のために、公園の滑り台やブランコに連れていっていただけで、正直負担だった」という方もいるかもしれませんが、遊び方を見出すことで、その状況が一変します。
- 公園に咲いている花を見ながら四季を感じる
- ボール投げで投げられる距離がどんどん長くなる
- うんていで一つ飛ばしが出来るようになる
など、何か夢中になる外遊びを見つけ、「出来た!」「出来ない」を繰り返しながら子どもの成長を目の当たりにすることで、お父さんお母さんも公園で子供と一緒に遊ぶことが楽しくなります。
お金や時間をかけなくてもワクワクした休日になる
公園・川・森など身近な自然でも、自分達家族が楽しめる夢中になれる外遊びを見つければ、いつもの休日がワクワクしたものに変わります!
大混雑の遊園地やテーマパークなどの有料の施設に行かなくても、大渋滞の中、移動に何時間も使わなくてもいいんです。
スキーが好きな人が毎週スキー場に滑りに行くように、釣りが好きな人が毎週釣りに行くように、何かしらの外遊びが好きになれば、毎週でも行きたくなってくるものです。
人との会話や交流が増えて週末が充実する
何かを夢中になって始めると、不思議と人と出会う機会が増え、コミュニティができていきます。
大人でも子供でも、知らなかった人と出会い、仲良くなり、そして時にはかけがえのない大切な友人になることもあります。
実際に私も、娘が幼いころに児童館や公園で出会ったファミリーとは、一緒にキャンプに出掛けたり、ホームパーティをしたりと、今でも付き合いがあり、子育て以外でもお互いに悩み事を相談し合えるほど大切な友人になっています。
外に出ることで自然と交友関係が広がり、お金では買えない大切な仲間が増えてくるということを、私の実体験から強くお伝えします。
屋外で遊ぶことは、心身の健康につながる
ここまで、外遊びによる様々なメリットについて述べてきましたが、私が今回皆さんに一番お伝えしたいことがこちら!
「外遊びをすると、心もカラダも健康になる!」
私たちは日頃、遊び方を教える機会や講習会などを通して多くのお子様と接する機会がありますが、そんな中でいつも心の底から実感することがあります。
それは、外遊びとが子供にとって本当に「良いことだらけ」だということです!
- 感動!感育)
外にいて、大自然を感じること
達成感を味わうこと
- 運動!体育)
外で体を動かすこと、運動すること
失敗や、軽い怪我をすること
- 心育)
会話すること
あきらめずに集中すること
- 知育)
考えること
やり方を工夫すること
など、上記の経験全てがプライスレスであり、一生の宝物です!
この「宝物」は何事にも代え難いモノであり、このような経験を持って成長した大人は、その時その瞬間を大切にすることができ、常に笑顔でいられ、他人にもやさしくできる「豊かな心」も持つことができるでしょう。
そして、日常の公園遊びやスポーツなどでも同じで、些細な会話や行動から得られる小さな感動や喜び、時には怒りの感情など、それらを日々積み重ねていくことが、「心身の健康」に繋がっています。
外遊びのメリットを最大化させるための、おススメの遊び方3つのポイント!
ここでは、1章でお伝えした「外遊びのメリット」を、より楽しく、より効果的に身に付けていくための、おすすめの遊び方を3つご紹介します。
- 2‐1 道具を使った遊びがおススメ
- 2‐2 複数人でできる遊びがおススメ
- 2‐3 季節ごとの遊びがおススメ
道具を使った遊びがおススメ
1つ目のおススメは、「道具を使う遊び」です。
年齢によって効果は様々ですが、幼い時から意識して取り入れていくと良いでしょう。
例えば乳幼児なら、手や指先を使うことで脳が活性化され、手先も器用になります。基礎体力や運動能力の向上にも大きく寄与していくため、ボール遊びなどがとても効果的です。
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もう少し大きくなると、バドミントンのようなラケットを使った遊びもおススメです。
シャトルなど動くものをとらえようとする動作は、その動きに合わせて自分のカラダを動かし、ラケットを操作するなど、様々な動きを経験することができ、運動能力の向上に直結していきます。
他にも、
- 「どうすれば上手くできるかな」と考え、創造力を育む
- 自分が打ったシャトルの動きを見てコースや距離を調節することにより、空間把握能力を身に付けられる
のようなメリットがあるように、ラケットを使う遊びは頭と体をフル活用する外遊びなのです。
複数人でできる遊びがおススメ
2つ目のおススメは、「複数人でできる遊び」です。
大前提として、一人で遊ぶより大勢で遊んだほうが楽しい!
もちろんお子様の中には、お友達とのコミュニケーションが苦手で、一人遊びの方が好きな子もいると思います。
だからこそ複数人で遊ぶことが、自分の気持ちをぶつけるだけではなく、ルールを守り相手の気持ちを考えて行動するようになり、コミュニケーションを通じて協調性や社会性を養うことにつながります。
そして何より、みんなが笑顔になれる!ということが、心身が健康になるためにはとても重要なのです。
季節ごとの遊びがおススメ
四季がある日本だからこそ、その当たり前に感謝し、季節ごとの遊びを全力で楽しみましょう!
- 「春」
桜の木の下でお花見をしながら、公園遊びなんていかがでしょうか!
普段遊んでいる公園が特別な場所になり、また短い間しか咲かない桜を満喫することで、その瞬間その瞬間を大切にする気持ちを育んで欲しいですね。
- 「夏」
熱中症などへの注意は必要ですが、たっぷり汗をかき、水遊びなど夏にしかできないことを、思いっきり楽しみましょう。
たくさん汗をかくことは体温調節機能を鍛えるためにとても大切ですし、水の怖さを知ることも非常に重要です。
- 「秋」
気候的にも、外遊びには最高の季節!そして日本の秋と言えば、なんと言っても「紅葉」ですよね。
春同様に身近な公園で楽しむのも良いですが、すこし足を延ばして「紅葉ハイキング」などもおススメです。
紅葉狩りやドングリ拾いにくわえ、山のルールを知ることも、身近な公園では得られない貴重な経験ではないでしょうか。
「焼芋」もいいですよね……♪
- 「冬」
寒さのあまり外に出たくない!と、大人は思いがちだと思います。
しかし、子どもにとっては吐く息が白くなることすら学びの1つです。
スキーなどのウインタースポーツはもちろん良いですが、手軽さには欠けるので、家の周りで霜を踏んでみたり、かじかんだ手で雪の形を観察したりするなども、五感を刺激するという点でもおススメです。
雪合戦やかまくら作りなども、家族のコミュニケーションにももってこいですね。
このように日本ならではの、「四季」を感じられる遊びからも、心身の健康や子供の成長につながることがたくさんあるのです。
まとめ
ここまで、様々な外遊びのメリットと、その効果を最大化させるおススメの遊び方について、ご紹介してきましたが、一言で「外遊び」と言っても、そこにはとても大きな役割とメリットがあることを理解していただけたでしょうか?
プライスレスの経験は元気なカラダと豊かな心を育み、その結果、「豊かな人生」を送ることに繋がっているのです。